こんにちは!まっずです!
前回は、私が実際に購入したSkylakeで組んだ自作PCパーツをざっとご紹介したわけですが、それぞれ色んな思いがあって時間を掛け、練りに練って決めたものなので、その内容を是非ご紹介したいと思います。購入前と購入後の感想も書いてみたいと思います!もし、購入に迷っている方がいれば、その背中を押してあげたいと思います!
というわけで、まずはPCケースのレビューからご紹介!
2018年更新!!
Metisがバージョンアップして「METIS PLUS」としてリリースされたので、こちらの記事も是非ご覧ください!
購入したのは、RAIJINTEK METISシリーズ キューブ型アルミニウム製Mini-ITXケース 0R200009 (METIS BLUE)で、とても綺麗な青色のカッコイイPCケースです。
RAIJINTEK社って聞いたことないけど?
RAIJINTEK(ライジンテック)と呼びます。
主に、CPUクーラー、ケースファン、CPUクーラー(ロープロファイルモデルからハイエンドモデル)の製品を取り扱っている台湾のメーカーで、2013年に設立。
PCケースや電源ユニット、水冷クーラーにも力を入れています。
どうやら、ドイツでデザインされて、台湾で製造しているようです!
RAIJINTEK社と、日本の株式会社アイティーシーが2014年3月26日に国内正規代理店契約締結。締結日は翌日の3月27日。翌月の4月から日本国内でRAIJINTEK社の製品を発売開始!日本に来てまだ日が浅い!
ATX、MicroATXなどの定番PCケースといえば、
- Cooler Master(クーラーマスター)
- Antec(アンテック)
- SilverStone(シルバーストーン)
- Scythe(サイズ)
がメジャーで有名どころだったりするわけですが、どこも黒やシルバーなどのオーソドックスなケースの色ばかりで、見た目も「僕はPCケースです!」って主張するデザインばかりなんですよね。
RaiJintek社は設立が間もないにも関わらず、かなり大胆な製品開発にこだわりがあるようで、あまり常識にとらわれない奇抜で斬新なデザインの製品開発に取り組んでいるみたい。まさに今回の「RaiJintek METIS(メティス)」が、そのプロダクトの1つ!
見た目もインテリアに溶け込むデザインで、カラーラインナップも豊富。遊び心もあり、オシャレなPCケースといえば、迷わず「RaiJintekのPCケース!」になると思います!
Metis(メティス)の特徴
METIS(メティス)はRAIJINTEKが2014年初のアルミMini-ITXケース。優雅なデザインと様々なシステムコンポーネントに対応。Mini-ITXケースにも関わらず、リアに先付けの120mmファンは勿論のこと、レギュラー/スタンダードATX電源、170mmVGAカード、160mm高さのCPUクーラーも対応。さらに、内面は完全なブラックコーティング、見た目はアルミヘアーシルクカラー仕立て、透明なサイドパネルにより外見と性能を兼ね備えたPCケース。
発売日
2014年10月22日です。
カラーラインナップ
上段左から、
METIS BLACK(0R200006)
METIS RED(0R200007)
METIS SILVER(0R200008)
下段左から
METIS BLUE(0R200009)
METIS GREEN(0R200018)
METIS GOLD(0R200010)
また、上記以外にもホワイト(0R200040)もあります!
ちなみに、なぜブルーを選択したかというと、青色が好きだから!という単純な理由以外に、他の色より価格が安かったこと、ホコリが目立たない、自分の部屋のインテリアカラーに合っていた、という事が決め手でした!
ということで、まずは外箱から!
前方斜めから!
株式会社アイティーシーの1年保証!サポートは「support@itc-web.jp」へ!
背面斜め
カラーラインナップは、外箱には書いてありませんが、ホワイトもあります!
本体と付属品をご紹介!
本体
METIS BLUE(青)Mini-ITX PCケース本体 X 1
付属品
12025 Fan X 1(120mm/12cm角ファン)
Screw #6-32 L6 X 8 Motherboard(マザーボード用)
Screw #6-32 L6 X 4 Power Supply(電源用)
Screw M3 L8 X 8 2.5"HDD(Serial ATA, SSD用)
Screw #6-32 L8 X 4 3.5"HDD(ULTRA ATA用)
Alarm X 1 Motherboard Alarm(マザーボードアラーム) ※これをマザーボードに付けると、マザーボードから警告音等が鳴るようになります。
Cable Tie X 2(結束バンド)
Installation Guide X 1(組み立て取り扱い説明書)
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
対応マザーボード | Mini-ITX |
寸法[W×D×H] | 190×277×254 mm |
重量 | 2.8 kg [実重量] 3.2 kg [総重量] |
材質 |
外装 アルミニウムヘアーシルクカラー仕立て 1.5mm厚 内装 SPCC 0.5mm厚 完全に黒にコーティングされたマザーボードトレイと背面パネル |
ドライブベイ | 3.5"インチHDDシャドウx1、2.5インチHDD,SSDシャドウx2 |
拡張PCIスロット | PCIスロット [ツールフリー] x2 |
ケースFAN | リア排気FAN 120mm(12cm角) x1(装着済み) |
CPUクーラーの高さ | 160mmまでOK |
グラフィックカードの長さ | 170mmまでOK |
電源 | 付属なし ※ATX電源に対応 |
I / Oパネル(上面) |
USB3.0×2 ポートに対応 ヘッドフォン端子x1 マイク端子x1 |
サイドパネル仕様 | 大型通気口 Window / フラット [Vent] 透明アクリルパネル |
ケース前面下部に電源と電源ファン!
メイン電源のON・OFFは、PCケース底面にあります! 電源吸気ファンも底面です!
電源ボタンはLED!しかも2色!
見難いかもしれませんが、電源を投入すると、白のLEDが美しく光ります!HDDのアクセスランプは、円形のLEDの周囲が赤く点滅します。白のLEDと赤のLEDは、BIOSの設定でOFFにすることも可能です。
エアフローはどうなってるの?
エアフローは、ケース下部からの吸気で、取り込んだ空気をケース後方に排気。
写真奥には、大口の通気口があります。私はCPUクーラーを別で購入したので、SkylakeのCore i5 6500 BOXに付属していたトップフローのリテールクーラーは音が気になったのでやめて、ENERMAX CPUクーラー 9cm サイドフロータイプ ETS-N30R-HEを購入しました。最近はサイドフロー型が流行っているらしいです。
ちなみに、CPUクーラーは、16cm(160mm)以下の高さまで対応しています。
上面のUSB3.0x2が硬い!
挿入するのは特に問題ありませんが、抜くときに少し力を加えないとしっかり抜けません。なので、USBメモリ等で長さが短いものを挿すと抜くのが大変です。
もし、上面のUSBは使わず、主に背面のマザーボードのUSBコネクタだけを利用する場合は、ほこりの侵入を防ぐための防塵用のUSBコネクタカバーがあるので、それを付けるのもオススメです。オシャレなものを付けると、インテリアとしてもグッドです!
水冷のCPUクーラーは取り付けられる?
私は今回水冷では組みませんでしたが、RaijinTekの公式ページに、120mmのラジエーターをサポートしていることが明記されています。なので、水冷一体型ユニットのCPUクーラーも問題なく取り付けられます。
実際の写真だと、ちょうどこの位置になります。
参考までに、SkylakeのLGA 1151に対応した水冷のCPUクーラーだと、定番はこれみたいです。必ず12cm角の冷却ファンを搭載したCPUクーラーを選ぶ必要があります。
正圧と負圧
吸気は基本的には電源ファンからの吸気だけに頼る形になるので、私の場合、SilverStoneのSFX電源300W「SST-ST30SF」を導入したことで、負圧になりました。
SST-ST30SFは、低負荷時(内部温度55℃以下)は電源ファンが停止するセミファンレス&静音設計なので、55度くらいではファンが回りません!なので、吸気がかなり少ない状態になるので、負圧になります。Mini-ITXで組む場合は、かなり人気の電源ユニットで、SFX電源ではナンバーワンの人気を誇っています。
ケース付属のファンの回転数(rpm)は?
大体550RPM前後なので、かなり音が静かです。12cm角ファンで、ゆっくり回転して排気します。ちなみに、RPM(回転数)は、回転の周期が1分間に繰り返される回数のことです。
ハードディスクはどこにセットできるの?
3.5インチと2.5インチのハードディスクは、ケース上部と下部にそれぞれ設置可能。
組み立てた状態だと、ケース内はどれくらい圧迫感がある?
私の場合、電源ユニットはSFX電源を導入したので、電源ユニットによるPC内部の圧迫感や取り回しの難しさはありませんでした。特に、Mini-ITXケースでよく言われるのが、電源ユニットやCPUクーラーやファンが、マザーボードのメモリ(RAM)に干渉する問題がありますが、私は全く問題ありませんでした。また、グラボ(グラフィックボード)を挿せるスペースもケース上部に余裕があります。グラボは、長さが17cm(170mm)まで対応しています。
写真を見てお分かりのように、まだまだ隙間があり余裕です。エアフローに影響するような高密度さは全くありません。
マザーボードの裏側は外せるの?
問題なく外せます。CPUクーラーの取り付けも捗ります。この部分に大口の通気口があります。
PC側面の透明窓はどんな感じ?
こんな感じで中が見えます!私はCPUクーラーのファンやケースファンは、光らないものを選びましたが、キラキラ光らせたい方は、私が購入したものと同じシリーズの「ENERMAX CPUクーラー 9cm サイドフロータイプ ブルーLED ETS-N30R-TAA」を選ぶと、かなり楽しめると思います!
感想
最初にMETISを見たときの印象は、かなり斬新でカッコイイおしゃれなデザインに一目惚れしたわけですが、実際に購入するときには、その素性をしっかり見極めて、「購入して後悔しないケースなのか???」を何度も確認しました。自分としても、10年ぶりくらいに自作するブランクがあったのと、Mini-ITXという初めての小さい筐体という、いわゆるチャレンジが出来るかどうかでした。
実際に開封して思ったのは、インターネットやホームページ上で見たブルーのケースと手元に届いたケースの色味はほぼ同じだったので、「色が違う!」ということもなく、またケースを持ってみて思ったのは、「めちゃくちゃ軽い!」ということでした。
それに、実際に組み立てて思ったことは、やはり組み立てるときにケースの中が狭いので、取り回しが大変だったこと。自分の場合、電源をSFX電源にしたので何とかなりましたが、これがもしATX電源にしていたら、かなり大変な作業になっていたと思います。それに、電源ファンの位置がケース前面下部という特異配置だったことも衝撃的で、今までATXケースでしか組み立てたことがない自分にはかなり驚きでした。
まとめ
- おしゃれでカッコイイデザインのMini-ITXのPCケースを探しているならコレ!
- キューブ型で可愛い見た目!
- カラーは6色からお好みの色を!部屋のインテリアとしても溶けこむので素敵!
- 組み立ては少しだけ大変だが、その分、組み立てた後の満足感は絶大!
- 電源はSFX電源がオススメ!でもプラグインは取り回しが大変なのでやめた方が良い。ATX電源はナシ!ACアダプター電源ユニットはワット数が低いのでNG!最低でも300Wは欲しいところ!
- 外観の安っぽさは皆無!ツヤがあり、高級感もあるアルミのラインがグッド!
- 軽いので持ち運びも楽々!
- 付属の12cmファンはかなり静音仕様。ほぼ無音!
- 派手好きにはLEDのケースファン、LEDのCPUクーラーファンでキラキラ光らせて、サイドパネルの透明アクリル窓から覗いて電飾に萌える!鑑賞マシン!
- サイドパネルには大型通気口があるので、隙間からのエアフローも心配なし!
- サイドパネルの取り外しのネジはなめやすいのでゆっくり慎重に!
- SSDをプライマリ、HDDも2.5インチと3.5インチ、合計3基搭載可能!
- Mini-ITXケースでSkylakeマシンを作るなら、ベストバイ!
ということで、これから自作&購入を検討されている方は、是非同じ気持ちを体験してみてくださいね!Amazonでの評価も★4つでかなり高評価ですよ!
ちなみに、私はコチラのNTT-Xでお安くお得に購入しました!
それから、MetisはMini-ITXケースですが、Metisの少し大きいケースで「STYXシリーズ」だと、μATX、Mini-ITXに対応しているので、Mini-ITXだと小さくて躊躇していた方は、STYXのキューブ型PCケースがオススメです!